前回は電子辞書に覚えたい単語を登録する方法を確認しました。これ自体は作業みたいなものですが、のちのち大事な資産になるのでぜひ習慣化してくださいね。今回のエントリーからは、単語学習の実質に入っていきます。
色々なボキャビル方法を試しては、なかなか思ったような効果を得られていなかった頃(このあたりの失敗経験についても、別途記載をする予定です)、電子辞書を見ていると妙に気になる例文に出くわしました。
The car skidded on a slippery road into the wall.
この例文は一生忘れないと思います。skidは「スリップする」なので、要するに「ツルツルした道で車がスリップして壁に突っ込んだ」という意味なのですが、どうでしょう。具体的な情景がとてもイメージできる文章じゃありませんか?
「要するに」というのが実は重要で、私は上の例文を学校教育的に日本語には「翻訳」しませんでした。敢えてすると、「その車は、道でスリップして壁に追突した」といったところでしょうが、これは単語を覚える際にやってはいけないことです。英語を読む際に日本語を持ち出してはいけません。上の英語を読んだ際に、私は頭の中で絵をイメージします。英文の理解に日本語を一切持ち出さないという点は、極めて重要です。
頭の中で文章の意味を強く強くイメージしながら、その例文を音読するのです。集中して余計な考えは捨て去り、頭の中で絵を描いてください(ここでは車がスリップしているところですね)。その状態で、The car skidded on a slippery road into the wall. The car skidded on a slippery road into the wall. The car skidded on a slippery road into the wall...と何回か音読して見ましょう。ゆっくり音読することがポイントです。いたずらに早く回数を稼ぐようにして音読しても効果は薄くなってしまいます。イメージと英語がダイレクトにリンクするように丁寧に、今回はskidという単語を覚えたいので、skidのイメージは特に強くもって声に出すようにしましょう。
長くなったので、一旦ここで切りましょう。次のエントリーでは、もう少し単純な例でこの点を見ていきましょう。
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