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2017年12月6日水曜日

2-2 英単語とイメージを直接結びつけるって?

イメージと英語をダイレクトにリンクさせると書きました。この点をもう少し掘り下げていきましょう。

例えばあなたの目の前に、赤くて甘い、青森などでよく取れる丸い果物があったらなんと呼びますか?


日本語のネイティブスピーカーなら、もちろん「りんご」ですね。では「りんご」を英語で何と言うのか知らなかったとして、辞書で調べたらなるほど、「apple」というのかと初めてわかりました。これを暗記したい場合を考えてみましょう。

この時一番まずい覚え方が、「りんご」という日本語と「apple」という英単語をリンクさせようとする方法です。りんごappleりんごappleりんごapple…とノートに書きなぐる方法がありますが、これは初学者の方(中学生など)を除きお勧めできません。

なぜならこの方法だと、イメージ(赤い果物)にたどり着くまでに、一度日本語(「りんご」)を経ないといけないからです。

図)赤い果物のイメージ⇨「りんご」⇨「apple」

これだと東京から大阪に行くのにわざわざ金沢を経由しているようなもの(?)で、どんなに頭の回転の速い人でも情報の処理に致命的なロスが生じます。

そうではなくて、目指すのは以下の状態です。

図)赤い果物のイメージ⇨「apple」!

Hello.やThank you.なら出来ていますよね。これらの英語を言う時にいちいち「こんにちは」「ありがとう」という日本語を思い出さずに言えると思います。これをすべての英語に応用するのです。

そのため、単語カードを買って表に英単語を、裏には日本語の訳語を書く方法は残念ながら非常に非効率と言えます(筆者も実は数千枚作ったことがあるのですが、このことに気づいた時はショックでした)。先ほどのノートに書き殴る方法にも言えることですが、そらんじる方が手も疲れませんし、声に出すだけなので時間的にも効率がいいです。

英語を読むときはこのように、日本語を頭の中から完全に追い出して、意味と英単語が直結するよう意識をキープしましょう。







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