ページビューの合計

2017年12月6日水曜日

2-3 音読するなら、よい例文を!

言葉の意味を具体的にイメージしながら、音読することについて説明しました。では、単語を効率的に覚えたければ、その単語一語だけ音読すれば良いのでしょうか?

答えはNOです。覚えたい単語、例えば(何でもいいですが)involve, involve, involve…therefore, therefore, therefore, と何回音読したとしても、覚えられる気がしない…ですよね(少なくとも筆者には無理です)。

覚えたい単語があれば、短くて良質な例文を音読することが極めて重要です。理由は2つ。

第一に、コンテクスト(文脈)で覚えた方が意味をイメージしやすいです。たとえば「skid(スリップする)」という単語を覚えたいとして、

The car skidded on a slippery road into the wall.

「車が道で滑って壁に突っ込む」という具体的な絵が浮かぶ、良い例文ですね。

これに対し覚えたい単語のみ、ここではskid, skid, skid…と声に出すのと、どちらがskidという単語の意味をイメージしやすいでしょうか?

2つ目の理由として、単語のみ音読する方法だと、「多義語」に対応できません

多義語とは、複数の意味を持つ単語のことです。takeやgo、get などがそうです。多義的な英単語は枚挙に暇がありません。多義的な単語は、それぞれの意味に応じてよい例文で文脈も踏まえて覚えない限り、対応のしようがありません。単語帳などで、多義語のエントリーがあって、その意味が羅列してあるだけのものなど、筆者からすれば不親切極まりなく見えます。

まとめると、覚えたい単語があれば、その単語を含む良質な例文を探してきて、それを音読するようにしましょう。では、どうしたら効率的に例文を集められるのでしょうか?次回からはいよいよ具体的な方法に入っていきます!



0 件のコメント:

コメントを投稿