イメージと英語がダイレクトにリンクした状態について説明しました。さて、うまくこの状態までたどり着いても、ただ英語を眺めているだけでは残念ながら記憶には定着しません。英語を頭に入れるためには、何回か音読してみましょう!
なぜ音読なのでしょう。音読の意義については国広正雄氏の『英語の話し方』という本で詳説されています。国広先生は「同時通訳の神様」と呼ばれた方で、「只管朗読」という勉強法を紹介されました。やり方はいたってシンプル、「意味が一通りわかった英文をひたすら音読す」るというものです。中学校の教科書を「おそらく一つのレッスンについて平均五百回、課によっては先回も読んだろうと思います」というのだから、信じがたい努力の量です。
『英語の話し方』は私のバイブルです。少し古い本ですが、内容は全く古びていません。友人に英語学習法で一冊だけ挙げろと言われたら、いつも迷わずこの本を勧めています。
私自身も「只管朗読」をやり(最高でも一つのテクストを70回程度でしたが・・・)、その驚きの効果に音読の効果を体感し、そこからここで紹介をしているボキャビル方法を着想しました。
それはさておき、単語を覚えるときは、意味をイメージしながら、一語一語噛みしめるように、ゆっくりと音読してみましょう。
注意して欲しいのが、機械的に音読してはいけないという点です。回数を重ねることは目的ではありません。
そうではなく、アナウンサーや俳優にでもなったつもりで、時には身振り手振りを交えながら、英語を音読することが肝心です。繰り返しますが、この時日本語は一切頭の中にあってはいけませんよ!
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